【麸へのこだわり】

グルテンが豊富な麸

一般的な麩にくらべ、奥山製麩所ではグルテンをぎりぎりまで多めに配合して麩を作ります。

名水"佐竹井戸"の水を使用

六田地区は、奥羽山系からの豊富な水脈に恵まれ、名水が多く湧水する地区です。 江戸時代に秋田藩の佐竹公が六田に宿泊した際患った病気が、井戸水を飲んだところ、立ち所に治ったという伝説があります。奥山製麩所では、 その伝説の佐竹井戸と同じ地下水を使用しています。

伝統の"六田の麸"

江戸時代末期に始まった「六田の麩」。かつては良質な小麦が収穫され、名水が湧水するこの地区は麩作りに最適だったといいます。 現在は、先人から伝えられた製法を生かし、焼麩では国内屈指の蛋白質量で、その食感は「六田麩」ならではと全国的に高い評価を戴いております。

【焼麩ができるまで】

六田地区は良質な小麦が獲れたことが、焼き麩製造業・製麺業の発達を促しました。 「麩」は大きく「焼麩」と「生麩」に分けられます。良質な小麦粉に水を入れてよくこねます。 それを水洗いするとデンプンが流れ出てガムのようなグルテンが残ります。 「焼麩」はグルテンに小麦粉や重曹などを加えて更に練り、焼き上げたものです。 「生麩」はグルテンにもち粉を加えて蒸したものです。

  1. 麩は強力粉から作ります。小麦粉に水を入れ攪拌(かくはん)し、よく練ります。
  2. 練りあがったら暫く(30分位)寝かせ、今度は大量の水で洗います。白濁り(小麦でんぷん)が無くなるまで水洗いを繰り返すとガム状の塊が残ります。この塊が麩の原料となるグルテン(小麦蛋白)です。
  3. グルテン(小麦蛋白)に更に小麦粉を加え、ミキサーで混ぜ合わせます。
  4. 混ぜ合わせた生地を再び練ります。
  5. 麩の芯になる生地を鉄棒に巻き、釜で焼きます。
  6. 4のグルテンを混ぜ合わせた生地を切り分けます。
  7. 切り分けた生地を再度鉄棒に巻き、釜に入れます。
  8. オーブンの中で回転しながらグルテンが焼きあがります。
  9. オーブンの中で回転しながら、約10分程で焼き上がります。
  10. 奥山製麸所の噛み応えがあり、たんぱく質が豊富な麸の完成!